青汁の糖質は1杯何g?9商品の栄養成分表示で比較

青汁の糖質は1杯何g?

青汁1杯の糖質は、ケールや大麦若葉が主体の粉末なら0.2〜2g程度です。はちみつ・オリゴ糖・果汁・豆乳を足した商品では3〜15g台まで増えます。9商品の公式表示を1回分で並べ、多い商品の見分け方と表示の読み方を整理します。

この記事でわかること

  • 青汁1杯の糖質の目安と、ごはん1杯との比較
  • 粉末5商品・飲料4商品の糖質を公式表示で比較
  • 糖質が増える原材料の名前と、原材料表の読み方
  • 糖類ゼロ・砂糖不使用・糖質オフの違いと法律上の基準
  • 牛乳・豆乳・ジュースで割ったときの1杯の合計

公的情報源: 消費者庁「栄養成分表示を活用してみませんか?」(参照)/文部科学省 食品成分データベース(参照)/厚生労働省 e-ヘルスネット「炭水化物/糖質」(参照)

この記事の要点

  • 素材だけの粉末青汁は1杯0.2〜2g程度で、ごはん茶碗1杯(約53g)の数十分の一
  • 糖質を増やすのははちみつ・オリゴ糖・デキストリン・果汁・豆乳・砂糖
  • 法律の基準があるのは「糖類」の表示だけで、「糖質オフ」には決まった数値がない
  • 1杯の糖質は割り材のほうが大きくなりやすい(水か無調整豆乳なら増えにくい)

目次

青汁1杯の糖質はどれくらい?ごはんと比べた目安

素材だけの粉末青汁なら、1杯の糖質は0.2〜2g程度です。ごはん茶碗1杯(150g)の糖質は約53gなので、その数十分の一にあたります。

ごはん(精白米・炊いたもの)は100gあたり炭水化物37.1g、食物繊維1.5gです。差し引くと糖質は35.6gで、150gなら約53gになります(文部科学省 食品成分データベース)。

1杯あたりの糖質の目安(本記事の9商品の範囲)

種類1回分の糖質例
素材だけの粉末0.2〜2gケール・大麦若葉が主体
甘さを足した粉末3〜4gはちみつ・オリゴ糖入り
果汁・豆乳入りの飲料7〜15gフルーツ青汁・ソイラテ
(参考)ごはん150g約53g精白米を炊いたもの

1日の目安とも比べておきます。消費者庁の資料では、炭水化物の目標量はエネルギーの50〜65%です。1日2,000kcalなら250〜325gになります。

素材だけの青汁1杯は、その1%に届かない量です。気にすべきなのは青汁そのものより、何を足した商品か、何で割るかのほうです。

1杯の糖質は「足したもの」で段が上がる

  • 素材だけの粉末は1杯0.2〜2g程度。甘さや液体を足すほど増える
    • 素材だけの粉末0.2〜2g。ケール・大麦若葉が主体
    • 甘さを足した粉末3〜4g。はちみつ・オリゴ糖入り
    • 果汁・豆乳入り飲料7〜15g。果実・砂糖・豆乳が入る
    • (参考)ごはん150g約53g。精白米を炊いたもの

図:青汁1杯の糖質は、素材だけの粉末から甘さ・果汁・豆乳を足すほど段階的に増える(本記事の9商品の範囲)

9商品の糖質を栄養成分表示で比べる

各社の公式サイトに載っている表示を、1回分のまま並べました(2026年10月10日確認)。糖質が書かれていない商品は、炭水化物から食物繊維を引けば同じ値の目安になります。

粉末タイプ(1回分あたり)

商品(1回分)炭水化物糖質食物繊維原材料の先頭
伊藤園 毎日1杯の青汁 糖類不使用(5.0g)4.1g0.23g3.9g水溶性食物繊維、大麦若葉粉末
キューサイ ザ・ケール(7g)4.4g1.8g2.7gケール
ヤクルト ごくごく飲める大麦若葉 栄養アップ(4.5g)3.4g2.0g1.4g大麦若葉、デキストリン
キューサイ ザ・ケール+ハチミツ(7g)5.1g3.5g1.5gケール、はちみつ
キューサイ ザ・ケール+乳酸菌(7g)5.3g3.8g1.5gケール、オリゴ糖

飲料タイプ(1本あたり)

商品(1本)炭水化物糖質食物繊維原材料の先頭
伊藤園 毎日1杯の青汁 すっきり無糖(200ml)1.6g0.8g0.8g大麦若葉汁、大麦若葉粉末
ヤクルト フルーツ青汁(200ml)9.6g7.1g1.7〜3.3g果実(りんご・バナナ)、大麦若葉汁
ヤクルト おいしいケール青汁(125ml)9.8g9.4g0〜0.7g野菜汁、果汁
伊藤園 毎日1杯の青汁 ソイラテ(200ml)16.1g15.3g0.2〜1.1g豆乳、砂糖

出典は伊藤園 糖類不使用・キューサイ ザ・ケール・ヤクルト 大麦若葉 栄養アップ・キューサイ +ハチミツ・キューサイ +乳酸菌・伊藤園 すっきり無糖・ヤクルト フルーツ青汁・ヤクルト おいしいケール青汁・伊藤園 ソイラテの各商品ページです。分析値と計算による推定値が混ざっているため、購入前はパッケージの表示で確かめてください。

表から読み取れること

  1. 同じケール青汁でも、はちみつやオリゴ糖を足すと糖質は約2倍(1.8g→3.5g・3.8g)
  2. 炭水化物が大きくても、中身が食物繊維なら糖質は小さい(4.1g中3.9gが食物繊維)
  3. 飲料は果汁・豆乳・砂糖が入ると7〜15g台へ一段上がる

特に見落としやすいのが2番目です。炭水化物の欄だけを見ると、食物繊維を足した商品ほど「多い」と見えてしまいます。炭水化物−食物繊維=糖質と覚えておくと、数字の見え方が変わります。

炭水化物の数字だけで判断しない

ザ・ケール(7g)
炭水化物
4.4g
うち食物繊維
2.7g
うち糖質
1.8g
毎日1杯の青汁 糖類不使用(5.0g)
炭水化物
4.1g
うち食物繊維
3.9g
うち糖質
0.23g

図:炭水化物はほぼ同じでも、食物繊維の割合が違うと糖質は大きく変わる(各社公式表示・1回分)

なお、糖質も炭水化物も商品ページに載っていない商品もあるので注意が必要です。たとえばファンケル「1日分のケール青汁」の商品ページは、エネルギー(1本10gあたり33kcal)と食物繊維1.3gを載せています。原材料は「ケール、でんぷん分解物、難消化性デキストリン(食物繊維)」です。こうした商品は、パッケージ裏の栄養成分表示で炭水化物を確かめます。炭水化物は、容器包装に入った加工食品で表示が義務になっている5項目の1つです。

糖質が増えるのは何が入ったとき?原材料表の見方

原材料表は、使った量の多いものから順に書かれています。2番目までに糖質の材料が来ている商品は、糖質が増えやすいと読めます。

この並び順は食品表示のルールで、大阪府の解説では「使用した原材料に占める重量の割合の高いものから順に」表示すると書かれています(大阪府「加工食品の表示:原材料名」)。

原材料表で見分ける名前

糖質が増える名前食物繊維の側に入る名前
砂糖・ぶどう糖果糖液糖・はちみつ・黒糖難消化性デキストリン
オリゴ糖水溶性食物繊維
デキストリン・でんぷん分解物イヌリン(表示に食物繊維と併記されることが多い)
果汁・果実・果実ペースト―
豆乳・牛乳(飲料のベース)―

紛らわしいのが「デキストリン」です。でんぷんを細かくしたもので、でんぷんと同じく糖質の側に入ります。厚生労働省のe-ヘルスネットも、でんぷんを体内で消化される多糖類として挙げています。

一方の「難消化性デキストリン」は、名前が似ていても食物繊維として表示される成分です。上のファンケルの原材料欄にも「難消化性デキストリン(食物繊維)」とあります。名前の頭に「難消化性」が付くかどうかで、扱いが逆になります。

原材料表で見る2つの名前

糖質が増える側
甘さ
砂糖・はちみつ・オリゴ糖
かさ増し
デキストリン・でんぷん分解物
液体・果実
果汁・果実・豆乳・牛乳
食物繊維の側
名前
難消化性デキストリン
表示
水溶性食物繊維・食物繊維
見え方
炭水化物は増えるが糖質は増えない

図:「デキストリン」は糖質の側、「難消化性デキストリン」は食物繊維の側。頭に「難消化性」が付くかで扱いが逆になる

甘さで判断するのも当てになりません。甘味料(ステビアなど)で甘くした商品もあれば、果汁で甘くした商品もあります。舌で感じる甘さと表示の数字は別物なので、最後は栄養成分表示の糖質で確かめます。

「糖類ゼロ」「砂糖不使用」「糖質オフ」は何が違う?

法律で数値の基準があるのは「糖類」の表示だけです。「糖質オフ」「糖質カット」には決まった数値がありません。

「糖類」は、ぶどう糖・果糖・砂糖のような単糖類と二糖類のことで、糖アルコールは入りません。糖質はもっと広く、炭水化物から食物繊維を引いた全体を指します。そのため糖類ゼロでも、糖質がゼロとは限りません。

パッケージの言葉と基準(食品表示基準 別表第13 ほか)

表示の例意味基準
無糖・糖類ゼロ・ノンシュガー糖類を「含まない」100gあたり0.5g未満(飲料は100mlあたり0.5g未満)
低糖・糖類ひかえめ糖類が「低い」100gあたり5g以下(飲料は100mlあたり2.5g以下)
砂糖不使用・糖類無添加糖類を「加えていない」4つの要件をすべて満たす。原料にもともとある糖は含まれる
糖質オフ・糖質カット決まった基準なし販売者の責任で表示。炭水化物の内訳に糖質と食物繊維を表示する

基準値は東京都保健医療局の栄養強調表示の解説(第4章)に載っている別表第13の数値です。消費者庁の資料でも、「少ないことを強調」できる成分は熱量・脂質・飽和脂肪酸・コレステロール・糖類・ナトリウムで、糖質は入っていません。

「砂糖不使用・糖類無添加」の4つの要件は次のとおりです(大阪府「加工食品の表示:栄養成分の量及び熱量について」ほか)。

「糖類無添加」と書くための4要件

  1. どんな糖類も加えていない(砂糖・ぶどう糖・はちみつなど)
  2. 糖類の代わりになる原材料を使っていない(ジャム・非還元濃縮果汁など)
  3. 酵素分解などで糖類を増やしていない
  4. 糖類の量を表示している

つまり「砂糖不使用」は、加えていないという意味です。野菜や果物にもともとある糖は残ります。言葉より数字で比べるのがいちばん確実です。

割り方で糖質はどれだけ変わる?牛乳・豆乳・ジュース

1杯の糖質は、青汁より割り材のほうが大きくなりやすいです。牛乳150gで約7g、りんごジュース150gなら約18gが加わります。

割り材の糖質の目安(食品成分データベースから換算)

割り材100gあたり炭水化物100gあたり食物繊維150gで割ると糖質
水0g0g0g
豆乳(無調整)2.3g0.9g約2.1g
普通牛乳4.8g(0)g約7.2g
りんごストレートジュース11.8gTr約17.7g

数値は文部科学省 食品成分データベース(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)の豆乳・普通牛乳・りんごストレートジュース・精白米めしの値です。150gの欄は、炭水化物から食物繊維を引いた値を1.5倍した目安になります。

朝の1杯を数字で出す例(ザ・ケール1杯+割り材150g)

  • 水で割る:1.8g
  • 無調整豆乳で割る:1.8g+約2.1g=約3.9g
  • 牛乳で割る:1.8g+約7.2g=約9.0g
  • りんごジュースで割る:1.8g+約17.7g=約19.5g

牛乳割りは飲みやすい反面、糖質は青汁だけの5倍ほどになります。数えている方は、割り材の分も足して1杯で考えてください。割り方ごとの味の違いは青汁の飲み方ガイドにまとめています。

糖質制限中・ダイエット中の選び方と飲み方

糖質を控えている方は、素材だけの粉末を水か無調整豆乳で割るのが、いちばん数字を動かさない飲み方です。選ぶときは次の順で見ていきます。

糖質で青汁を選ぶ順番

  1. 栄養成分表示の「糖質」を見る(無ければ炭水化物−食物繊維)
  2. 1回分の量をそろえる(3g・5g・7g・200mlと単位が違う)
  3. 原材料の2番目までに、糖質の材料が無いかを見る
  4. 割り材の糖質まで足して、1杯の合計で比べる

2番目の「単位」は比べ間違いが多いところです。表示が100gあたりの商品と1包あたりの商品が並ぶと、桁が変わって見えます。1回に飲む量へ直してから並べてください。

糖質で青汁を選ぶ4ステップ

  • 言葉より数字。1回に飲む量の合計で比べる
  • 1糖質の数字を見る無ければ炭水化物から食物繊維を引く
  • 21回分にそろえる3g・5g・7g・200mlと単位が違う
  • 3原材料の先頭を見る2番目までに糖質の材料が無いか
  • 4割り材を足す牛乳150gで約7.2g、豆乳なら約2.1g

糖類ゼロ・砂糖不使用は糖質ゼロの意味ではありません。最後は栄養成分表示の糖質で確かめます。

図:糖質で青汁を選ぶときは、糖質の数字→1回分の単位→原材料の先頭→割り材の順で確かめる

治療のために糖質の量を指示されている方は、主治医や管理栄養士の指示が先です。血糖値と青汁の関係は糖尿病と青汁の関係で別に整理しています。

ダイエット中の方は、青汁を食事の代わりにせず、野菜が足りない分を足す位置づけで使うと計算が合わせやすくなります。考え方は青汁ダイエットの記事を参考にしてください。

飲む量は、パッケージに書かれた1日の目安を守ります。食物繊維を足した商品は、飲みすぎるとお腹がゆるくなることがあります。注意点は青汁の副作用と注意点にまとめました。

よくある質問

Q1:青汁は糖質が多い飲み物ですか?

素材だけの粉末なら多くありません。本記事で比べた商品では1杯0.23〜2.0gでした。はちみつ・オリゴ糖入りの粉末で3〜4g、果汁や豆乳を使った飲料では7〜15g台になります。

Q2:糖質ゼロの青汁はありますか?

「糖質ゼロ」には法律上の基準がなく、表示する場合は販売者の責任になります。数字が小さい例では、伊藤園「毎日1杯の青汁 糖類不使用」が1包0.23gでした。言葉より栄養成分表示の糖質で選ぶのが確実です。

Q3:「糖類ゼロ」と書いてあれば糖質も少ないですか?

そうとは限りません。糖類は単糖類と二糖類だけを指し、デキストリンなどは入りません。糖類ゼロでも糖質の欄に数gある商品はありうるので、数字で確かめてください。

Q4:食物繊維入りの青汁は炭水化物が多く見えます。気にするべきですか?

食物繊維は炭水化物の中に数えられるため、足した分だけ炭水化物の数字が大きくなります。糖質を見たいときは、炭水化物から食物繊維を引いた値を見てください。

Q5:粉末と飲料では、どちらが糖質を抑えやすいですか?

本記事の範囲では、素材だけの粉末を水で割る形がいちばん低く出ました。無糖の飲料(すっきり無糖200mlで0.8g)も低めです。果汁や豆乳、砂糖を使った飲料は一段高くなります。

まとめ:青汁の糖質は「何を足したか」と「何で割るか」で決まる

この記事のまとめ

  • 素材だけの粉末は1杯0.2〜2g程度。はちみつ・オリゴ糖入りで3〜4g、果汁・豆乳入り飲料で7〜15g台
  • 糖質は炭水化物−食物繊維。食物繊維を足した商品は炭水化物が大きく見える
  • 「デキストリン」は糖質の側、「難消化性デキストリン」は食物繊維の側
  • 基準があるのは糖類の表示だけ。糖類ゼロ・砂糖不使用は糖質ゼロの意味ではない
  • 割り材の糖質は青汁より大きくなりやすい。水か無調整豆乳なら増えにくい

糖質で選ぶなら、1回に飲む量の数字をそろえて比べることが近道です。原料や機能性表示の違いまで含めて選びたい方は、成分で選ぶ青汁おすすめランキングで候補を絞ってみてください。

あわせて読みたい

免責事項

※本記事は青汁の糖質に関する一般的な情報を、各社の公開表示と公的情報源をもとに整理したもので、医療行為・診断を目的としたものではありません。青汁は食品であり医薬品ではなく、特定の効果・効能を保証するものではありません。商品の表示は改訂されることがあるため、購入前にパッケージをご確認ください。服薬中・持病・妊娠中・授乳中の方や、治療で糖質量の指示を受けている方は、必ずかかりつけ医・管理栄養士にご相談ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Nakamuraです。大手ドラッグストアの健康食品コーナーで10年、青汁や乳酸菌、酵素ドリンクの相談を年間2,000件以上受けてきました。多かったのは「効いている気がしない」「どれを選べばいいかわからない」「定期購入を解約したい」という声です。実家の母がテレビ通販で高額な青汁を定期購入していたのを見つけ、中身がケール風味の砂糖と添加物だったときは、売り場で培った知識が家族にも届いていなかったと落ち込みました。ケールと大麦若葉と明日葉の違い、有機栽培にこだわる必要はあるのか、なぜ甘い商品があるのか。退職後に独学した栄養の知識と売り場で見てきた現実を合わせて、成分表で選べる青汁の情報をまとめています。医薬品やサプリの判断は、かかりつけ医や薬剤師、登録販売者に相談してください。

目次